2023年からパチンコ・パチスロに導入された「コンプリート機能」。
名前は聞いたことがあっても、その具体的な仕組みや導入の背景、実際の打ち手への影響まで正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。
本記事では、話題のコンプリート機能について、仕組みから注意点まで徹底的に解説します。
- コンプリート機能の基本的な仕組みと発動条件
- なぜこの機能が導入されたのか、背景と目的
- コンプリートしやすい機種5選
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コンプリート機能とは遊技の打ち止めを自動で行う新制度!
コンプリート機能とは、パチンコ・パチスロ機で一定の出玉を獲得した時点で遊技を自動的に終了させる仕組みです。
俗に「打ち止め機能」とも呼ばれ、射幸性の抑制や依存対策を目的に、2023年から本格的に導入が始まりました。
この機能が搭載された台では、あらかじめ決められた最大出玉(MY値)に到達すると、液晶上で「コンプリート達成」のような演出が入り、以降の遊技が物理的にできなくなる仕組みになっています。
ホールの判断や打ち手の意志で継続することはできません。
このように、コンプリート機能は“やりすぎ防止”の役割を持っており、「万発超え」「万枚突破」といった大勝ちが制限されることになります。
コンプリート機能はホールやプレイヤーが任意に設定・回避できるものではなく、機種ごとに内蔵されている「自動制御プログラム」によって管理されています。
出玉が多く出る現行機(6.5号機、スマスロ、P機の一部)に搭載されており、今後は多くの新台で標準機能として採用が進む見込みです。
MY値とは?差玉との違いを明確に解説
コンプリート機能の基準となる「MY値」とは、特定の時間内に理論上獲得できる最大差玉(または差枚)のことを指します。
MYは「Maximum Yields(最大獲得)」の略称で、パチンコ・パチスロの出玉性能を評価する指標として用いられます。
一方、「差玉(差枚)」は実際に遊技した結果として得られた出玉の増減です。
混同されやすい2つの用語ですが、以下のように意味合いと使われ方が異なります。
用語 | 定義 | 特徴・ポイント |
---|---|---|
MY値 | 設定された時間内に出せる理論上の最大差玉・差枚 | スペック上の出玉性能を示す。 コンプリート発動の判定基準になる |
差玉(差枚) | 実際に出玉やメダルが増減した数 | プレイヤーの実績値。勝ち負けに直結する |
たとえば、あるスロット機で一撃5,000枚出しても、その時点でMY値19,000枚に達していなければ、コンプリート機能は発動しません。
しかし、複数回の当たりを経て累積で19,000枚を超えた瞬間にコンプリート達成 → 遊技強制終了となります。
MY値は「実際にいくら出たか」ではなく、「スペック上どれだけ出る可能性があるか」をもとに設定されています。
よって、差玉との乖離がある点を理解しておく必要があります。
このMY値が実際にいくつに設定されているのか、パチンコとパチスロの違いを具体的に見ていきましょう。
発動条件を台別に整理(パチンコ vs パチスロ)
コンプリート機能が発動する具体的な条件は、パチンコとパチスロで異なる基準が設けられています。
それぞれの遊技機種ごとのMY値が上限を超えると、自動的に遊技が停止します。
遊技種別 | 発動基準(MY値) | 換算目安 |
---|---|---|
パチンコ | MY:95,000発 | 等価換金で約38万円相当 |
パチスロ | MY:19,000枚 | 等価換金で約38万円相当 |
いずれの基準も「約38万円相当」の出玉で一律に設定されています。
これにより、どの台でも極端な爆裂出玉が抑制され、公平性の高い遊技環境が保たれます。
- 内部的にMY値に達したことを検知
- 液晶画面に「コンプリート達成」などの告知表示
- 演出終了後、強制的に遊技を終了(ボタン無効化、スタートチャッカー非作動など)
一部の機種では、発動時に特別なエンディング演出や専用BGMが流れることもあり、打ち手にとって「区切り」の演出としても機能します。
なお、発動後はその日の営業中はその台での遊技は不可能となります。
リセットや再抽選は翌営業日まで持ち越されません。
そもそもなぜこのような機能が導入されたのか、業界的な背景と狙いについて深掘りしていきます。
導入された背景と目的は?
コンプリート機能の導入は、単なる技術的な変更ではなく、業界全体の健全化と社会的要請に応えるための規制強化策として位置づけられています。
背景には、近年の遊技機の高出玉性能に伴う“過度な射幸性”や、“依存問題”に対する警察庁の強い懸念がありました。
警察庁が問題視した「2万枚・10万発」の出玉
2021年以降、実際に1日で2万枚超や10万発超といった極端な出玉を記録するケースが増加し、これが社会問題として取り上げられるようになりました。
これを受けて、警察庁は遊技機メーカーおよびホール業界に対して、「射幸性の抑制と遊技環境の公平性維持」を強く要請。
結果として、2023年よりコンプリート機能が制度として正式に導入され、出玉の最大上限を物理的に制限する方向へ舵が切られたということです。
導入目的は「公平性の確保」と「収益の安定化」
- 公平性の確保
-
極端な“爆裂台”による偏りを防ぎ、全体の遊技環境を平準化
- 収益の安定化
-
ホール運営の収支を安定させることで、閉店や経営破綻リスクを抑制
- 依存対策
-
“出過ぎる”ことで依存傾向が強まる状況への抑止効果
以上のように、コンプリート機能の導入は業界の自己改革の象徴とも言えます。
コンプリートしやすいパチンコ5選
ここからは、コンプリートしやすいパチンコ5機種を紹介します。
このランキングは、あくまでもLTに突入した後でのコンプリート率なので、LTまでの道のりは考慮してないので、ご了承ください。
1位 P戦国乙女7 終焉の関ヶ原
乙女RUSH突入時のコンプリート確率 | 約0.0861% |
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ラッシュ中1回の大当たりでの平均出玉 | 3276.67発 |
コンプリート達成に必要な平均連チャン数 | 28連 |
P戦国乙女7 終焉の関ヶ原は、現行機でラッシュ突入時のコンプリート率がダントツに高いです。
乙女ラッシュ突入時のコンプリート確率は、0.0861%と1200回に1回ほどコンプリートが発動する計算となります。
ただ、P戦国乙女7 終焉の関ヶ原は、LT突入のハードルが高いため、一日打ってもLTに突入しないこともあるかもしれません。
軍資金が潤沢にあり、とにかくコンプリートを経験したいという方には、おすすめの機種です。
2000×75.5%+4000×18.5%+6000×6%=2610発
【上乗せ期待値】2000 × (0.25 / 1-0.25) = 666.67発
2610発 + 666発 = 3276.67発
91712➗3276.67 =27.99 →28連必要
P(28連以上) = 0.77^{27} ≈ 0.000861(= 約0.0861%)}
2位 e範馬刃牙
バトルMODE突入時のコンプリート確率 | 約0.0406% |
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ラッシュ中1回の大当たりでの平均出玉 | 2700発 |
コンプリート達成に必要な平均連チャン数 | 36連 |
現在、話題の超爆裂機である「e範馬刃牙」のコンプリート率はまさかの0.0406%とかなり高いことがわかりました。
初当たりが1/499.9とかなり重いため、出玉力凄まじいです。
LT中の大当たり振り分けの80%が3000発とここ最近の中で最も尖ったスペックですね。
平均出玉=(1500×0.20)+(3000×0.80)=300+2400=2700発
92000➗2700=34.07 →35連必要
P(35連以上)=0.80^34≈0.000406(=約0.0406)
3位 e蒼天の拳 羅龍
真・蒼拳RUSH突入時のコンプリート確率 | 約0.0405% |
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ラッシュ中1回の大当たりでの平均出玉 | 2640発 (1G連を考慮) |
コンプリート達成に必要な平均連チャン数 | 36連 |
蒼天の拳がまさかの0.0405%と範馬刃牙に匹敵するコンプリート率です。
ALL2400発で80%継続のラッシュは、かなり爆発力がありますね。
ユーザー人気は、まずまずですが、コンプリートを目指す人は、打ってみてください!
平均出玉=(2400×0.9)+(4800×0.1)=2160+480=2640発
94250➗2640=35.7 →36連必要
P(35連以上)=0.80^35≈0.000405(=約0.0405%)
4位 eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.
超悪魔RUSH突入時のコンプリート確率 | 約0.028% |
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ラッシュ中1回の大当たりでの平均出玉 | 2610発(ST RESET 0発も考慮) |
コンプリート達成に必要な平均連チャン数 | 37連 |
東京喰種の登場で少し勢いが落ちたものの、いまだに大人気のSANKYO機種「eフィーバーからくりサーカス2 魔王ver.」。
こちらもコンプリート率を計算したところ、約0.028%と東京喰種よりもかなりコンプリートしやすいことがわかりました。
平均出玉=(0×0.10)+(1500×0.40)+(3000×0.33)+(6000×0.17)
=0+600+990+1020=2610発
95000➗2610=36.4 →37連必要
P(37連以上)=0.8^36≈0.00028(=0.028)
からくりサーカスは、、大当たり後に5発をスルーに入れ1/3の確率で開く電チューに何発玉が入ったかで、出玉が決まるという特殊スペックなので、少し計算式は複雑ですが、概ね正しいかと思います。
5位 e 東京喰種
HYPER喰種RUSH突入時のコンプリート確率 | 約0.017% |
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ラッシュ中1回の大当たりでの平均出玉 | 3090発 |
コンプリート達成に必要な平均連チャン数 | 31連 |
最初の機種は、大人気のSANKYO機種「e 東京喰種」。
爆発力が凄まじく、コンプリート報告が続出している機種ですね。
ラッシュに突入した場合のコンプリート確率は約0.017%
コンプリート確率の算出方法は以下の通りです。
(3000×0.97)+(6000×0.03)=3090発
95000➗3090=30.744 →31連必要
P(31連以上)=(継続率)^30=0.75^30
0.75^30≈0.00017(=0.017)
上記のような計算式で計算しました。
東京喰種はラッシュ中の出玉が3000発以上という破格のスペックなので、コンプリート率も高いですね。
パチンコのコンプリートに関するよくある質問
パチンコのコンプリートに関して寄せられるよくある質問にお答えしていきます。
コンプリート機能を理解してパチンコをもっと楽しもう
コンプリート機能は、過剰な出玉を防ぐための安全装置として導入された一方で、ユーザーにとっては突然の遊技停止というデメリットも伴う存在です。
適切な運用がされれば安心して楽しめる仕組みであるものの、発動条件やタイミングを理解していないと、思わぬタイミングで打てなくなるという不満にもつながります。
特にイベント日や出玉が伸びている最中は「もう少し出せるのに」と感じてしまう場面もあるでしょう。
しかし、それはこの機能の性質上避けられない現実でもあります。
今後、立ち回りを考えるうえでは、台ごとの差玉数を把握しながら慎重に打つ姿勢が求められます。
また、ホールによってリセットや挙動の取り扱いが異なる場合もあるため、情報収集も欠かせません。
コンプリート機能の知識は、これからのパチンコにおいて基本教養ともいえる存在になりつつあります。
正しく理解し、自分に合ったスタイルでパチンコを楽しむことで、より納得のいく遊技体験につながるはずです。
規制と緩和のバランスが模索される中で、私たちプレイヤーもその変化を柔軟に受け入れていくことが、パチンコの未来を明るくする第一歩となるでしょう。