パチンコ屋には、常時100種類以上の台が設置されていることがほとんどです。
その中でも9割以上は、デジパチと呼ばれるヘソに玉が入った時点で抽選が開始し、当落が決まるタイプの機種です。
そして残りの数%ほどの台は羽根モノと呼ばれる機種です。
羽根モノは、人気がないと思われがちですが、羽根モノしか打たないというコアなファンがいるほど一部のファンから人気の機種です。
本記事では、
- 羽根モノについての基本知識
- 羽根モノとデジハネの違いについて
- 羽根モノのメリット・デメリット
- 現行のおすすめ羽根モノ機種
などについて解説していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
パチンコの羽根モノとは
パチンコの羽根モノとは、簡単にいうとV入賞した時点で大当たりが確定するタイプの機種のことを指します。
現行の羽根モノ機種で最も導入台数が多い「Pニュートキオ ハカマタイプ」例に解説します。
ニュートキオでは、まず写真の①の箇所(スタートチャッカー)に玉が入ると②の羽根のような部分がパカッと一瞬開きます。
0.5-1秒ほどの開いている間に玉を入れると、抽選が開始します。
もちろん①に玉が入り羽根を開くことができてもそこに玉が入らない限り抽選は、始まらないので当たることはありません。
無事に②に入った後に、③のVゾーンに玉が入れば大当たりです。
デジパチに比べるとかなり単純なゲーム性ですが、波が荒くなく、初当たりも簡単に取れることから老若男女に人気ですね。
ニュートキオの場合は、軍資金5000円もあれば一度は当てることができるでしょう。
大当たりの出玉も少ないと思われますが、大当たりの33%の振り分けで約1100発の出玉を獲得できるので、浅い回転数で大当たりを連チャンさせることができたら、3000-5000発ほどは狙えるでしょう。
羽根モノとデジハネの違い
パチンコ屋でデジハネと書かれているポップなどを見かけることもありますが、デジハネと羽根モノは全く異なるタイプの機種です。
デジハネとは、主に甘デジ機種のことを指します。
甘デジとは、皆さんご存知の通り、大当たり確率が1/77〜1/99ほどのマイルドな機種ですね。
ではなぜ、甘デジがデジハネと呼ばれているのかというと、羽根モノのように当たりやすいデジパチだからだと言われています。
羽根モノには、Pうまい棒やP BABEL5000などの一発台も存在しますが、基本的にはニュートキオのように少ない軍資金で楽しめる機種が多いです。
そういった羽根モノと同じく、甘デジも少ない軍資金で楽しめる機種なのでデジハネと呼ばれるようになりました。
昔はパチンコといったら羽根モノだった
現代では、デジパチと呼ばれるヘソ入賞時にデジタル抽選される機種が主流ですが、昭和はパチンコには羽根モノしか存在しませんでした。
平成元年に平和から発売されたブラボーエクシードから初めてデジタル液晶が搭載されました。
それを皮切りに抽選結果をデジタルで表示させる機種が全国に続々と導入され始めました。
現在でも羽根モノが作られているのは、昔からパチンコを打っている層に楽しんでもらいたいという思いもあるかもしれませんね。
パチンコ 羽根モノのメリットとデメリット
ここからは、羽根モノのメリットとデメリットについて紹介していきます。
メリット
- 少ない投資額で楽しめる機種が多い
- 玉の動きをワクワクしながら見届けられる
- 長時間楽しめるので時間を潰すのにもってこい
羽根モノの最大のメリットは、やはり少ない軍資金で長く遊べるという点です。
最近のデジパチは、どんどん荒くなってきていて、ようやく1/319の大当たりを引いても確変を取れなかったら即左打ちに戻されてしまいます。
それに比べて羽根モノは、V入賞さえさせてしまえば、ある程度の出玉が獲得できるのが確定します。
射幸性が高いデジパチが楽しくて脳汁が出ることは間違いないのですが、たまには羽根モノでまったりとパチンコを楽しむというのもいいですよね。
また、一発台を除いた羽根モノのほとんどは、大勝ちすることが難しいため、ホールも釘を開ける傾向にあります。
羽根モノでボーダープラスの台をツモることができたら、1日ぶん回すのもおすすめですね。
羽根モノは、収支が荒れにくいので、大きく上振れもしないですが、下振れないという印象です。
デメリット
- 一撃で大量出玉を獲得するのは難しい
- 単純なゲーム性なので飽きがきやすい
羽根モノのデメリットは、出玉スピードの遅さです。
デジパチでは、大当たりが連チャンすれば、一撃で1万・2万・3万発も狙える台が多いです。
一方で羽根モノには、基本的に連チャンという概念がないため一撃で大量出玉を獲得することは難しいです。
また、羽根モノは打ち始めて30分-1時間ほどであれば、ワクワクしながら玉の行方を見届けられますが、2時間や3時間打ち続けるとシンプルなゲーム性に飽きてきてしまい、長時間稼働するのは、なかなか骨が折れますね。
2024年おすすめ現行羽根モノ機種 TOP3
1位 Pニュートキオ ハカマタイプ
メーカー | アムテックス |
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最大大当たり出玉 | 約1134個 |
等価ボーダー(羽根に入った回数) | 6.1回 / 1000円 |
現在ホールで打てる羽根モノパチンコの中で最もオーソドックスな機種はこの「ニュートキオハカマタイプ」でしょう。
全国1000以上のホールに設置されているので、基本的にはどこのホールでも打つことができる手軽さが一番の魅力です。
THE羽根モノという王道タイプを打ちたいという方には、おすすめです。
ボーダーは6.1回なので、ボーダー以上の台を見つけてお小遣い稼ぎをするには最適ですね。
2位 Pポチッと一発!おだてブタ
メーカー | アムテックス |
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最大大当たり出玉 | 約1134個 |
等価ボーダー(羽根に入った回数) | 4.5回 / 1000円 |
2024年に導入された羽根モノの新台おだてブタ。ヤッターマンのドロンボー一味が活躍するパチンコ機種ですね。
この機種の魅力は、ボーダーの甘さとデジタル液晶付きという点です。
おだてブタもV入賞したら大当たりが確定するという点では、トキオと同じですが、大当たり後のラウンド振り分けが液晶で行われます。
トキオのラウンド振り分けは、クルーンで物理的に行われるので、好みが分かれるところですね。
液晶で振り分けが決まるのは、多少の出来レース感がありますが、飽きづらいという点は魅力的ですね。
3位 PニュートキオGREEN
メーカー | アムテックス |
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最大大当たり出玉 | 約1134個 |
等価ボーダー(羽根に入った回数) | 5.3回 / 1000円 |
1位のニュートキオハカマタイプの後継機として、2024年に導入された新台ニュートキオGREENは、ハカマタイプとスペックや役物がほとんど同じなため、導入している店舗が極端に少ないです。
ハカマタイプとの唯一の違いとしては、盤内の頂点にある役物です。
ハカマタイプは、テンプラと呼ばれるプラスチックの中に天井釘が入っている役物を採用していたのに対し、ニュートキオGREENでは通常のプラスチックを使用しています。
2位のおだてブタも同様ですね。
見かけることがなかなかない機種ですが、ハカマタイプとニュートキオGREENの両方が導入されているホールでは、こちらのニュートキオGREENを打つようにしましょう。
ハカマタイプのボーダーが6.1回なのに対し、こちらのニュートキオGREENは5.3回と甘めです。
もちろんその分釘を締められてしまっている場合もありますが・・・
番外編 : 羽根モノ一発台(権利物)
羽根モノの中には一発台と呼ばれる、一撃大量出玉を獲得できる機種もあります。
羽根モノというよりは、権利物と呼ばれるパチンコ機種ですね。
王道の羽根モノパチンコとは、少し異なるので、詳しくは書きませんが、以下の機種がおすすめです。
- 1位 Pうまい棒
- 2位 P天龍∞ SEVEN
- 3位 Pスーパーコンビα7500
特に1位のうまい棒に関しては、役物突破で1/34.3の抽選が行われ、大当たりしたら最低4500発の出玉が保証され、最大10500発まで一撃で獲得可能です。
一撃性はありますが、収支も荒れるので、パチンコをまったり楽しみたいという方にはおすすめできません。
パチンコの羽根モノ 解説 まとめ
本記事では、昔ながらのパチンコである羽根モノについて解説してきました。
デジパチで派手な演出を楽しむのもいいですが、風情のある羽根モノパチンコにもぜひ一度挑戦してみることをおすすめします。
最後に、本記事で解説した内容をまとめます。
- 羽根モノとはVゾーンに玉が入ったら大当たりが確定するタイプのパチンコ
- 羽根モノは、少ない軍資金でも十分に楽しめる機種が多い
- デジハネとは甘デジのこと
- 羽根モノで一撃大量出玉獲得は難しい
- 一発台(権利物)に関しては、波が荒いので注意が必要
パチンコの羽根モノに関するよくある質問
ここからは羽根モノに関するよくある質問にお答えしていきます。