パチンコ業界は年々遊戯人口が減っており、全盛期に比べると盛り下がっています。
そこで、パチンコ業界も遊戯人口を増やすために様々な新しいシステムやスペックなどを導入しています。
最近では、出玉の総量規制の緩和で生まれたラッキートリガーなどが話題ですね。
今回は、ラッキートリガーではなく、2020年3月のパチンコの内規改正から誕生した遊タイムについて解説します。
初心者の方にもわかりやすく可能な限り簡潔な解説を心がけていきます!
- 遊タイムの基本情報
- 遊タイムのメリットとデメリット
- 遊タイム狙いの立ち回り
- おすすめの遊タイム搭載機種
パチンコの遊タイムとは
パチンコの遊タイムとは、天井のことを指します。
天井といっても初心者の方は、よくわからないかと思います。
簡単にいうと、「〇〇回転当たらなかったら恩恵をあげるよ」というシステムです。
スロットには、昔から天井というものが存在していたため、ほとんどの機種では、必ず大当たりが引ける仕様になっていました。
一方で、パチンコは、開店から閉店まで一度も当たらないなんていう悲劇も起こることがありました。
運が悪ければ、1/319で大当たりする台でも1000回・2000回ひどい時には、3000回転当たらないということもありました。
そこで2020年の3月の内部規制で遊タイムという新しい仕組みが誕生しました。
遊タイム搭載機種の導入により、大当たりを引ける可能性も高くなりました。
遊タイムのメリットとデメリット
遊タイムには、メリットしかないように思えますが、デメリットも存在します。
メリット : 大当たりのハードルが下がる
遊タイムの最大のメリットは、大当たりのハードルが下がるという点です。
冒頭で説明しましたが、2000回転・3000回転当たらないと、間違いなくマイナス収支になってしまいますし、パチンコの最大の醍醐味である大当たりの楽しさを経験できないまま1日を終えてしまうということがあります。
遊タイム搭載機種を打つことで、間違いなく1度は大当たりが引けるというのはメリットですね。
デメリット: 出玉性能が下がってしまう
基本的に遊タイム搭載の機種は、出玉性能が下がってしまう傾向にあります。
遊タイムは、打ち手に有利なシステムであるため、遊タイム非搭載の機種と同等の出玉性能ということはほとんどありません。
その証拠に出玉が売りの機種のほとんどには遊タイムが搭載されていません。
最近のパチンカーは、波の荒い台を求めている傾向にあるため、遊タイム搭載機種は減ってきていますね。
遊タイムの恩恵について
先ほど説明した通り、遊タイムは、〇〇回転大当たりを引けなかった場合に発動します。
恩恵は機種により異なり、確変突入が濃厚になる機種もあれば、大当たりが保証されるだけの機種もあります。
代表的な遊タイムの恩恵を見ていきましょう。
1.時短が付与される
遊タイムの恩恵は、基本的にはこの「〇〇回の時短をあげるよ」というものが多いです。
Pとある魔術の禁書目録を例に説明します。
Pとある魔術の禁書目録では、低確率で800回転消化すると遊タイムが発動し、1214回の時短が付与されます。
そして、この時短の1214回で1 / 319の大当たりを引くことができたら、確変に突入します。
1214回転で1/319の大当たりを引ける確率は、約97%なので、ほとんどの場合は確変に突入します。
すなわち、800回転当たらなかった場合には、ほとんどの場合、大当たり+確変が保証されます。
時短とは
時短とは、電チューが一定の間隔で開き、入賞しやすくなることを指します。
パチンコは、基本的にヘソと呼ばれる真ん中のポケットに玉が入ったら抽選が始まります。
大体1000円で15-20回ほどしかへそに入らないため、抽選が受けられる機会が少ないです。
しかし、時短に関しては、電チューと呼ばれるヘソではない入賞口がパカパカ開き、抽選を受けやすくなります。
打った玉のほとんどが入賞するというイメージですね。
また、時短中は演出がかなり短縮されるため、ストレスなくバンバン回すことができるのも特徴です。
2.RUSH(確変)が保証される
先ほどの時短の場合、もらった時短回数内で大当たりを引くことができなければ、遊タイムは終わってしまい、通常時に戻されてしまいます。
しかし、一部の機種では、遊タイムが発動した時点で大当たり+確変が保証されるという恩恵が受けられます。
P真・暴れん坊将軍 双撃では、957回転通常時を回したら遊タイムが発動し、大当たりとRUSHを獲得できます。
3.大当たりだけが保証される
遊タイムが発動したら確変がもらえるという機種がほとんどですが、大当たりだけが保証され、大当たり後に別途確変の抽選が行われるという機種もあります。
最近の機種では、Pとある科学の超電磁砲 最強御坂ver.ですね。
Pとある科学の超電磁砲 最強御坂verでは、299回転で遊タイムが発動するのですが、遊タイムが発動しても確変突入の期待度は33%です。
甘デジの機種ですが、確変が約束されないという機種もあるので、要注意です。
遊タイム狙いのパチンコの立ち回り方
遊タイム狙いは、パチンコで勝つための賢い立ち回り方の一つです。
現行機種で遊タイムが搭載されている機種のほとんどは、甘デジのため、遊タイムまでの回転数は浅いです。
甘デジの遊タイムのほとんどは250-350回転ほどで発動するため、100回転ほどで捨てられている台があれば、期待値はプラスになることが多いです。
機種名+期待値などで検索すると、各機種の遊タイムを考慮した期待値が出てくると思うので、打ち始める前に必ず確認するようにしましょう。
遊タイム狙いを行う際の注意点
遊タイム狙いをする際の注意点がいくつか存在するので紹介していきます。
稼働の良いホールで立ち回る
遊タイム狙いの立ち回りをする場合、稼働の良いホールを見つけることは最低条件です。
遊タイム搭載の台は、他の誰かが遊タイムの発動回転数まで打っていてくれてる必要があります。
そのため、閑古鳥が鳴いているようなガラガラのパチンコ屋では、そもそも回されていないということが多く、期待値プラスの台を見つけることが困難です。
なので、パチンコにある程度力を入れていて、稼働率が60-70%を超えるホールを見つけましょう。
出禁に注意
遊タイム狙いばかり行う人は、遊タイムハイエナとも呼ばれていて、他のお客さんやお店から煙たがられる存在です。
そのため、遊タイム狙いだけの立ち回りは、避けるようにし、釘読みや捻り打ちなど、遊タイム狙い以外の技術介入で期待値を積めるようにするのが理想的ですね。
普段は、釘読みをし、回る台で期待値を積み、たまに甘デジの島の状況を確認し、遊タイムまで近い台を見つけたら打つというスタイルがおすすめです。
遊タイム狙いばかり行っているとホールによっては、出禁にされてしまうこともあるので、ほどほどにしましょう。
遊タイムまで近くてもマイナス釘調整だったらスルー
遊タイムまで近い台でも、発動までの軍資金が嵩むと判断した場合には、スルーするのも1つの手です。
機種名 + 期待値で検索し、プラス期待値であれば、基本的に打った方がお得ですが、1000円で10回転しかしないような台であれば、期待値がマイナスになってしまうかもしれないので要注意です。
初心者におすすめ遊タイム搭載のパチンコ機種 ベスト3
ここからは、現行の遊タイム搭載機種でおすすめの機種を3つ紹介します。
先ほど説明した通り、現行機種で遊タイムが搭載している機種は、甘デジがメインなので甘デジの3機種を紹介します。
PA大海物語5 Withアグネス・ラム
PA大海物語5 Withアグネス・ラムは、パチンコ初心者に人気の海物語シリーズの機種です。
最大の特徴は、通常時299回転消化で遊タイムが発動するという点です。
遊タイムの恩恵は、379回転の時短です。379回転の時短で1/99の大当たりを引ければ、確変に突入します。
また、この機種は、確変の突入率が100%なので、初心者には楽しみやすい台です。
出玉力はあまり無いですが、まったり楽しめるおすすめの機種です。
P宇宙戦艦ヤマト2202 -ONLY ONE- LIGHT Ver.
大当たり確率1/89と初当たりが軽く、少ない軍資金でも楽しめる機種です。
大当たり間255回転で遊タイムが発動し、RUSH(確変)直撃です。
確変のTOTAL継続率は91%とかなりの高継続率台のため、一撃万発も夢ではない出玉力が魅力です。
PA激デジ ジューシーハニーハーレム
PA激デジ ジューシーハニーハーレムの大当たり確率は、1/77とかなり初当たりが軽いのが魅力です。
また、初当たりが軽いため、遊タイム回転数も浅く、通常時200回転で遊タイムが発動します。
継続率73%で出玉のほとんどは400個ほどなので、大勝ちできるというタイプの機種ではありませんが、パチンコの楽しさを味わいたいという方にはおすすめの機種です。
パチンコの遊タイム解説 まとめ
本記事では、パチンコの遊タイムについて初心者にもわかりやすく解説しました。
遊タイム搭載の機種は、パチンコの楽しさを味わいたいというビギナーにはピッタリなので、ぜひ打ってみてください。
- 遊タイムは大当たりが保証されるシステム
- 遊タイム搭載の機種は、出玉性能が低いものが多い
- 遊タイム狙いの立ち回りは良いが、過度なハイエナ行為はNG
- 遊タイム狙いをする場合には稼働率の良いホールを選ぶのが良い