パチンコの釘調整は毎日行われてる? / 頻度・見方・方法などを解説

パチンコの釘調整解説 アイキャッチ画像

パチンコの釘調整は、現在でも遊技台の出玉を調節するために行われる方法です。

この調整は、遊技のバランスを保ち、顧客に公平な遊技環境を提供するためにかかせません。

釘調整は毎日行われているのか?誰が行なっているのか気になるという方も多いかと思います。

この記事では、釘調整の頻度、方法、見方について以下の事を詳しく解説します。

本記事で解説する内容
  • パチンコの釘調整とは
  • 釘調整が行われる頻度について
  • パチンコ屋は現在も釘調整をしている
  • パチンコの釘調整を行なっているのは店長と役職者
  • パチンコの釘調整の方法について
  • 釘調整された台の見方

パチンコの釘調整について興味がある方、疑問がある方は、ぜひ参考にしてください。

目次

パチンコの釘調整とは

パチンコの釘調整とは、遊技台の盤面に打ち込まれている釘や風車の角度をハンマー等で叩いて調整することです。

この調整によって玉の流れを制御し、結果的に出玉をコントロールします。

釘調整は店舗の利益調整に直結するため、かなり重要な作業です。

そして、パチンコ台の釘調整は、現在では法律上の取り扱いは複雑です。

基本的に、パチンコ台が店舗に配送された後の釘の調整は、公安委員会の事前の許可がなければ、法律に違反することになります。

これは、無許可での変更と見なされるためです。

しかし、実際には、釘調整を行うたびに公安委員会に変更承認を申請するのは非現実的です。

多くの場合、実際にはこのような申請は行われていません。

違法とされる理由は、パチンコ店が風俗営業法の規定に従う必要があるからです。

この法律は、客のギャンブル心を過度に刺激する可能性のある遊技機を設置してはならないと定めています。

したがって、釘調整によって遊技機の性能が変わると、この法律に違反することになります。

釘調整が行われる頻度について

釘調整の頻度は、毎日とは限りません

頻度は、店舗によって異なると言われています。

パチンコ店での釘調整は、出玉率に大きな影響を与えるため、慎重に行わないといけません。

毎日行うのではなく現在は特定の日やイベントに合わせて、調整を行うことが多いと言われています。

しかし、客の射幸心を刺激する可能性があるため、法律的には厳しい制限があります。

釘調整が行われるタイミング

日曜日の閉店後やイベントの前後に調整が行われることが一般的です。

また、現在はグランドオープン時にメーカーの担当者が釘を調整することもあります。

ただし、通常は店の主任クラスが出玉率を見ながら調整を行います。

釘調整が行われる割合

効率を考えると、現在は人気機種のエリアだけを調整することが合理的です。

不人気機種の釘を開けた際には、早めに確保することで利益を得られます。

パチンコ店には数百台から数千台の機種があるため、毎日全台を調整することはほぼ不可能です。

自動遠隔装置による釘調整は現在のところ存在しないため、手動での調整が一般的です。

そのため、一部の店舗では釘調整をほとんど行わず、年中ノーマル調整を維持している場合もあります

具体的な頻度については、500台程度のパチンコ店では、現在毎日約70台が調整されるとされており、これは全体の約14%です

パチンコの勝つための立ち回りについては、こちらの記事を参考にしてください。

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パチンコ屋は現在も釘調整をしている

風営法は1948年に施行され、パチンコ台の釘調整に関する規制もこの法律の下で設定されました。

しかし、過去には現在より自由に毎日釘調整が行われていたと言われています。

現在では、風営法の規定により、遊技機の性能に変更を加えるような釘調整はグレーゾーンとされ、摘発の対象となることもあります。

メンテナンスという名の釘調整

現在、多くのパチンコ店で行われている釘調整は出玉性能を変更するためではなく、パチンコ台を適切に維持するためのものという前提です。

パチンコ台は毎日何万もの玉が打ち込まれるため、釘がずれることがあります。

そのためメンテナンスしないといけません。

検定試験に合格した状態を保つために毎日は無理でも、ある程度の頻度で定期的な調整が行われます。

ただし、技術上の規格は「遊技釘及び風車は遊技板に対しておおむね垂直であること」とされており、具体的な調整の基準や頻度は明確ではありません。

釘確認シートの使用

2017年4月以降に導入された新しいパチンコ台には、メーカーから提供される釘確認シートが現在は同梱されているため、これが現場での調整の目安です。

このシートに基づいた調整は不正改造とは見なされません。

ただし、法的な根拠があるわけではないのが現状です。

釘調整はパチンコ台の正常な運用を保つための手段といえます。

回転数を下げて保留をしにくくする意図ではないという建前になっています。

保留について知りたい方は、記事はこちらの記事を参考にしてください。

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パチンコの釘調整を行なっているのは店長と役職者

パチンコ台の釘を専門に調整する職人のことを、釘師といいます。

釘師は、毎日とは限りませんが、定期的に釘を調整し出玉をコントロールすることが役割です。

現在でも釘師という職業は存在していますが、その数や役割は以前に比べて変化しました。

釘師になるためには特別な資格は必要なく、現在は経験豊富な店長やホール主任などが釘調整を兼務することが一般的です

釘を曲げて出玉をコントロールすることは本来認められていないため、「メンテナンス」という名目で行われています。

店長と役職者が釘調整をする理由

店長や主任クラスが釘を調整する理由は、現在のパチンコ店の運営において、出玉率の管理が非常に重要だからです。

釘調整は、遊技台の出玉性能を調整しホールの利益と顧客の満足度のバランスを取るために行われます。

釘調整の頻度は、指示に従って行われることが一般的で、毎日自由に調整を行うわけではありません。

また、釘調整は非常に繊細な作業で、0.1mm単位での微調整が求められます

店長や主任は経験と知識が豊富なため釘調整によって、どの台がどういった理由で赤字なのかを把握し、計画的な営業を行えます。

釘調整は遊技台の公平性を保つためにも重要です。釘調整は法的な規制が厳しく、不正がないように慎重に行われないといけません。

信頼できる役職者が担当することで、そのリスクを管理しています。

実際に、釘調整を行うためには、社内の試験に合格することが店長昇進の必須条件となっている場合もあります。

釘調整はパチンコ店にとって現在も非常に重要な業務であり、それを担当する人は慎重かつ責任を持って選ばれるということです。

パチンコの釘調整の方法について

釘の形状は逆三角形が基本で、玉は逆三角形の広い方へ多く流れる傾向にあります。

この物理法則を利用して、釘の位置を微調整することで、玉の流れる割合を変化させられます。

釘調整は玉の動きを左右に分ける「量」を変えることができる方法です。

たとえば、釘を左に少しズラすと、玉は右へ多く流れるようになります。

釘調整の道具

パチンコの釘調整するためには、以下のような特別な道具が必要です。

  • ハンマー
  • 釘角度ゲージ
  • 板ゲージ
  • 玉ゲージ

釘の位置や角度を微調整し、遊技の難易度を調整するために欠かせません。

例えば、釘調整用のハンマーは真鍮製で、一般的なハンマーよりも柔らかい素材でできています。

これは、釘にキズをつけずに叩くためです。

また、釘角度ゲージは、道釘の角度を測定し玉の動きをコントロールするために使用します。

板ゲージは、特にヘソの釘の間隔を測るのに使われています。

玉ゲージは、より細かい調整が必要な場合に使われ、釘調整ドライバーは、ハンマーよりも簡単に釘を曲げることができる道具です。

釘調整する台の決め方

釘調整をする場合は、一般的に島単位や機種単位です。

これにより、どの機種がどの程度の収益を上げているかを把握しやすくなります。

釘調整の際には、スタート(100発あたりの回転数)とベース(通常時に100発打ち込むとどの程度玉が戻るか)を重視し、台ごとに微調整を行います。

意図的に1台だけを看板台として甘くすることは、あまりありません。

ただし、全体のバランスを考えた調整の中で、結果的に特定の台が甘くなることがあります。

また、メーカーによっても調整の仕方が変わってきます。

メーカーの種類については、こちらの記事を参考にしてください。

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釘調整された台の見方

台の見方はメーカーによっても変わりますが、釘の配置や形状、玉の動きなどを注意深く観察し、台の状態を判断することが大切です。

また、毎日経験を積むことで、より正確な読みが可能になります。

見方としては一方からだけではなく、上からや下から、正面など視点をかえて見るようにしましょう。

ヘソ釘

玉が入るスタートチャッカーの上にある2本の釘です。

ヘソ釘の見方としてはヘソ釘が開いていれば、玉はスタートチャッカーに入りやすくなります

道釘

ヘソ釘にたどり着くまでの釘のことです。

見方としては、こぼしポイントと呼ばれる、釘の間が空いている箇所があります。

これらの間隔が狭いほど、玉が下にこぼれにくくなります。

ジャンプ釘

ヘソ釘の左右にある釘で、玉がジャンプしてヘソ釘に届くかどうかに影響します。

ジャンプ釘の見方は上向きになっているほうが、玉がヘソ釘に届きやすくなります。

鎧釘と風車

風車の上部にある釘で、玉が右のヘソ方向に向かうように調整している台を探します。

風車の見方は上部にある左側の釘が上がっていると、玉が左に流れやすくなります。

スルー釘

スルーチャッカー周辺の釘で、玉がスルーチャッカーを通ることによって電チューが開きます。

スルーチャッカーの見方としては、上の釘が広くなって、玉がスルーチャッカー方面に流れるような調整が理想です。

ボーナス時の入賞が削られていると、継続率の高い機種ではボーナスが続くほど払い出しに影響するため注意しましょう。

継続率の説明については、こちらを参考にしてください。

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パチンコの釘調整 解説 まとめ

パチンコの釘調整は、遊技台の釘の位置を調整することにより、球の動きを変え結果として出玉率をコントロールする作業です。

本記事のまとめ
  • 釘調整は、遊技台の出玉率を調整するために行われる
  • 法律上、釘調整は公安委員会の許可が必要、実際には毎回の申請は行われてない
  • 釘調整の頻度は店舗によって異なり、特定の日やイベントに合わせて行われることが一般的
  • 釘調整は現在、店長や役職者によって行われ、出玉率の管理と顧客の満足度のバランスを取るために重要
  • 釘調整の方法には、ハンマーや釘角度ゲージなどの特定の道具を使用する

プレイヤーは釘の見方に注意しましょう。

釘調整は、プレイヤーの勝ちやすさに大きく影響し、店舗の収益にも直結する手段です。

店舗にとっては、現在でも遊戯の公平性を保つために釘調整は欠かせません。

パチンコの釘調整に関するよくある質問

パチンコの釘調整に関するよくある質問について、お答えします。

パチンコの釘調整は違法なの?

パチンコの釘調整は、現在では公安委員会の規定に違反する可能性があります。

適切な許可なく台を改造することは、法律によって禁じられているからです。

ただし、実際には釘調整の都度変更承認申請することは現実的ではなく、警察に通報してもあまり意味がないかもしれません。

釘調整をしていないパチンコ屋もあるの?

釘調整を行わない、または最小限に抑えているパチンコ店は現在も存在します。

しかし、実際には多くの店舗が何らかの形で釘調整を行っていると考えられています。

パチンコ台は玉が打ち込まれ釘がずれるため、通常はメンテナンスが必要です。

釘調整を専門で行なっている釘師は今でもいるの?

釘師という職人は現在でも存在します。

釘師はパチンコ台の釘を調整し、出玉をコントロールすることが役割です。

ただし、釘師の仕事は減少傾向にあるため、他の職種への転職も増えています。

それでも、経験豊富な釘師は、一部の店舗では求められています。

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この記事を書いた人

パチンコが大好きな会社員。仕事帰りに毎日近所のマイホでパチンコを打っているパチンカー。パチンコ歴は5年。

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