スロットのCZとは、チャンスゾーンの略であり、名前の通りATやボーナス当選のチャンスのゾーンです。
本記事では、スロット初心者に向けて、CZを搭載することになった背景や理由についても掘り下げていきます。
改めてCZについて深く知りたい中級者以上の方にもおすすめできる内容になっています。
- スロットのCZ(チャンスゾーン)とは
- スロットのCZと前兆の違い
- スマスロや6号機にCZ経由の機種が多い理由
- CZのメリットとデメリット
- CZ搭載のおすすめ現行機種3選
また、なるべく専門用語ではなく身近なわかりやすい単語を使って説明していくのでぜひ最後までお付き合いください。
それでは早速CZについて学んでいきましょう!
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スロットのCZ(チャンスゾーン)とは
チャンスゾーンとは、文字通りチャンスのゾーンのことです。
チャンスゾーンを成功させることで、ボーナス・ART・ATを獲得できます。
CZと略されることが多いです。
CZがどのような仕様なのかはもちろん機種によって様々ですが、基本的に失敗すると何もないことが多いので、出玉の運命を握る演出になっています。
成功率50%のCZ、やたら成功する日とやたら失敗する日がありますね・・・
レバーで成功抽選する機種が多いので、スロットを打っていてレバーに力が入るときの1つです。
CZは6号機から流通し始めた
「CZを突破してボーナス」「CZを突破してAT」最近スロットを打ち始めたスロッターの方にとっては当たり前に感じるこのCZですが、実は6号機からCZが多くの台に搭載され始めました。
それまではレア役やゲーム数でのみボーナス抽選をしていたり、今でいう『直AT』と呼ばれる機種が多かったです。
その分ボーナス・AT確率は決して高いものではなく、ベースも低いので投資額が少なくて済むわけではありませんが…。
また、ボーナスからATに繋げる流れがメインの台は、「ボーナスがATのCZだ」と言われることもあります。
確かに一理あります(スロッターとしてはめちゃくちゃ同意します)が、ボーナスはある程度の出玉を伴うものなので、この記事ではCZとしては扱いませんので宜しくお願いします。
出玉を伴わないCZ、なぜ6号機から多くの機種に流通し始めたのかについて深堀り解説していきます。
CZは出玉規制がある中AT性能を上げるために作られたと言われている
6.0号機時代、有利区間1500G出玉2400枚という上限がありました。
多くのスロッターがスロットを打つ理由は「大きく勝ちたいから」だと思います。
もちろん私もそうです。
AT機で何百Gも乗せて「ATが終わらない、何枚出るんだろう…」というワクワクは、スロッターにとって至福の時ですよね。しかし、6.0号機ではどれだけ乗せても2400枚で終わり。
いわゆる「射幸性」が大きく失われました。
そこでメーカーが苦悩した結果、CZを挟むことでATの出玉性能を大きく上げ、射幸性を多少補うことができたのです。
もう少し詳しく説明します。
スロットには機械割があるので、投資額に対する平均出玉がある程度決まっています。
機械割100%の場合、直ATの機種では入れた分だけ出るという出玉性能にしかできません(もちろんモード等で調整はできますが)。
そこでCZの出番です。ATをかけたCZの成功率が50%の場合、同じ機械割が100%でも、出玉性能を約2倍にすることが可能です。
成功率を33%にすれば、約3倍の出玉性能を搭載することができます。
こうすることで「平均投資額500枚でAT期待枚数1000枚~1500枚」という台を作ることができ、「これなら上限決まってても打ってみようかな」と思える台ができたのです。
スロットのCZと前兆の違い
CZと前兆、似ている様でまったく違うので注意が必要です。
CZは毎Gの成立役でボーナス・ATの抽選をしています。一方、前兆は予め結果が決まっていて、演出として見せているだけです。
パチンコも、ヘソに入った時点で当たりか外れかは決まっているので、パチンコの演出と同じですね。
ただし、スロットはパチンコと違い「書き換え」という概念があるので、外れの前兆中に引いた役で当たりに書き換えたり、前兆後に当たりの前兆が訪れたりするので気を付けましょう。
また、CZはG数が固定されているのに対して、前兆は演出なのでG数が変わります。
前兆のG数で期待度が変わる台が多いので、たまにですが前兆中にやめている台とかもホールには落ちていることがあります。
打ちなれている台を前兆中でやめるのは問題ないと思いますが、「どうせ当たらないから」と決めつけてCZを途中で止めることは厳禁なので気を付けましょう!
スマスロや6号機にCZ経由の機種が多い理由
CZが6.0号機から多くの台に搭載された理由については先程話しましたが、6.0号機以降の機種も多くの機種にCZが搭載されています。
人気機種で直ATがメインなのは北斗の拳かモンキーターンくらいではないでしょうか…。
スマスロにもCZ経由の機種が多い理由については、以下の通りになっています。
①出玉性能を上げるため
6.0号機と同じ理由です。
CZ経由にすることで、ATの出玉性能を引き上げることができます。
特にスマスロは有利区間切断後の上位ATをかけたCZなど、6.0号機よりもその傾向が強いように感じます。
②ゲーム性の幅を広げるため
最近の若いスロッターの中には、北斗の拳のようなシンプルな台は好きではない人もいるそうです。
私は大好きですが、単調と言われたら単調ですよね。
CZはレバーの叩きどころとして若い人や初心者の人にもわかりやすいので、多くの台に搭載されているかもしれません。
③期待値をわかりづらくするため?
最後は完全に筆者の考えです。直ATの機種って、期待値の計算がとてもシンプルですよね。
ご高齢の方もスマホ片手にホールを回るような時代です。
期待値の計算をできるだけ複雑にして、あえて不明な点を残しているのではないかと思っています。
実際にヴァルヴレイヴやからくりサーカスはいまだに謎が多く、多くの人が考察している人気の機種ですね。
CZのメリットとデメリット
CZ搭載機種を打つ際のメリットとデメリットを紹介します。
メリット①出玉に繋がる当選のチャンスが多い
次の例はすべてAT確率は同じです。
- ①AT確率1/500の直AT機
- ②CZ確率1/250→突破率50%のAT機
- ③CZ確率1/166→突破率33%のAT機
- ④CZ確率1/100→突破率20%のAT機
どれを打ちたいか?と聞かれたらもちろん好みがあると思いますが、私はこの中なら④が好きです。
10分おきにチャンスが訪れて、アーム次第でAT当選。
やれそうな日なら断然④を選ぶ人は多いのではないでしょうか。
CZがあることで、訪れるチャンスが多くて楽しめますね。
メリット②他の人が捨てやすい
当たり前ですが、誰もがATを目指して打っています。
直ATの台は、天井まで打てば絶対にATが楽しめるので、ある程度打ったら途中でやめる人は少ないです。
しかし、CZ天井まで打ってもATが当選するとは限らないので、意外とやめてしまう人がいます。
スロットで勝ちたい人にとっては、他の人が捨てやすいというのもCZのメリットだと思います。
デメリットは期待値の計算がしづらい点
CZはデータカウンターに上がらないことが多いので、期待値の計算が難しくなる理由の1つになります。
また、CZ単体の期待値は当然高くはないので、沢山こなしているけど実は期待値を多く詰めていないということも起こりうるので注意が必要です。
CZ搭載のおすすめ現行機種
CZについての理解を深めたところで、CZ搭載のおすすめ機種と狙い目を3つずつ紹介します。
設置台数や稼働が多い台なので、今日のCZ狙いの候補の1つにしてください!
①押忍! 番長4
「押忍モード50G~」「その他200G~」がCZ(特訓)の狙い目になります。
G数次第ではそのまま天井狙いに切り替えてもいいでしょう。
また、それ以外の狙い目も沢山ある機種です。稼働も多いのでホールに行ったら最初にチェックしましょう。
押忍! 番長4のやめどきやチャンスゾーンなどについては、こちらの記事でも解説しています。
②戦国乙女4
画面右側に「巫女ポイント」というものがあり、0になると20%~30%でCZに当選します。
CZは複数のボーナス獲得のチャンスなので、かなり叩きどころになります。
巫女ポイント300未満なら迷わずGOです!
③からくりサーカス
からくりサーカスは、万枚突破率の高い人気のスマスロ機種です。
天国、200Gゾーン、前回ハマりの救済天井など、CZに繋がる狙い目が沢山あります。
また、アイキャッチが豊富なので、必ずチェックしながら打つようにしましょう!
「50G~」「200G~」「前回大ハマり台は200G前兆まで」が狙い目です。
スロットのCZ解説 まとめ
以上がCZの解説になります。
本記事で解説した内容をまとめたので、おさらいにどうぞ。
- CZはボーナスやATのチャンスゾーンである
- CZを経由することで、出玉性能が高いATを搭載している台が多い
- 最近の台はCZ搭載台が多いので、知識をつければ勝つことができる
- 期待値がわかりづらいので注意が必要
各機種のCZの特徴を理解することで、立ち回りに差が出て、勝率も上がります。
ぜひ、打つ予定の機種のCZについてをあらかじめリサーチしてからホールに向かってみてください。
スロットのCZに関するよくある質問
最後にCZに関するよくある質問をいくつかまとめました。